山が動いた!  日本が変わる♪  
  〜ナニワのEveryday I have the Blues、山しんじろうに乾杯!〜 

 

関西が誇る山しんじろうのファースト・ソロ・アルバムがついに完成した。ア コースティックギター一本で熱くメッセージを語る山しんじろうの姿は関西で 有名であるが、今回発売を機に日本全国で山しんじろう旋風を巻き起こすこと であろう。 


1曲目は「大人になる」。大人になるってどういうこと? 
 というシンプルな問 いかけをする山しんじろう。山しんろうが師と仰ぐ仲井戸chabo 麗市氏の名著、 「だんだんわかった」のあとがきの一節に触発されて作った曲である。「中学・ 高校の頃、大人になれば解決するものだと思っていた。とんでもなかった。も っともっとやっかいな毎日が待っていた。それどころか、だいいち大人と子供 の境目もつかないままだった・・・」 大人になるってどういうこと? 
 山しんじろうは皆さんに根源的に問いかけて いる。 

 

2曲目は「買いだめダメだめブルース」。東日本大震災で東北の被災者が苦しん でいる時に東京のコンビニでは食料がなくなった。かつてはオイルショックで トイレットペーパーがなくなった。いいかげん、自分さえよければよいという 考えは捨ててほしい、山しんじろうは皆さんに訴えかけている。健康なうんこ しよう、の歌詞に眉をひそめる方もいると思うが、これは山しんじろうの住む 大阪では普通にカレーを食べながら話す挨拶である。(笑) 

 

3曲目の「不良品のイキカタ」。山しんじろうが転職先で「お前は不良品だ」と 職場の先輩にいわれたことに由来している。アイリッシュを思わせるコード進 行で切々と歌う、山しんじろう。 

 

4曲目は「冬の空のプレゼント」。山しんじろうの実話である。失恋をテーマに した曲として関西では知る人も多い。ぜひ全国の皆さんに聴いてもらいたい。  

 

5曲目は「君がケーキをつくってくれた」。山しんじろうの中学時代の作品であ る。山しんじろうが病気で入院していたときにお世話になった看護婦さんに捧 げた曲だそうだ。早熟な才能を示している。 

 

6曲目は「頭を下げる日々」、実話である。政治には期待できない! 
 頑張ろう 〜! 

 

7曲目は「気合(奇愛)」。気合だけでは何も変わらない、真実である。しかし、 この言葉をいうことが、どれだけ危険であるか。気合いでなんでもできる、そ んな集団心理に山しんじろうはアンチテーゼを投げかけている。 

 

8曲目は「かくれんぼ」。もういいかい、まぁぁだだよ〜、子供の頃、かくれん ぼは楽しい遊びであった。大人になってからの「かくれんぼ」、世の中の矛盾を 描ききった佳曲である。 

 

9曲目は「セカンドギア」。生きようぜ、の言葉が耳について離れない。震災の 年であった2011年から2012年へ、生きる幸せをみんなに届けている! 

 

10 曲目は「引越しの荷造り」。今年のA引越センターの CM に採用されるので はないかとひそかに期待している。 

 

11曲目は「家」。山しんじろうが敬愛するRCサクセションの影響を感じさせる。 家=YEAR、という歌詞が忌野清志郎氏を彷彿させる。また「引越しの荷造り」 で引越し、落ち着いたあとの「家」の暖かみを歌う山しんじろう、見事な展開 である。 

 

12 曲目は「楽しい我が家」。パパの職場は北加賀屋♩〜 
 北加賀屋は大阪のディ ープな下町である。ダンス天国を猫が歌うという発想が愉快である。北加賀屋 の商店街では朝から流れていて、老人会でみんなが歌う曲である(笑) 

 

13 曲目は、「オヤジのアニキのブルース」。山しんじろうのオヤジのアニキは大 日本帝国のために戦った英霊である。戦争反対! 

 

14 曲目は「あいのうた」。「オヤジのアニキのブルース」で戦争の悲しみを歌っ たあと、生きていることの喜びを歌う山しんじろう、トータルアルバムを意識 した構成である。今年の24時間番組のテーマ曲に推薦しようと大阪府民が署名 運動をおこすとかおこさないとか、諸説が飛び交っている(笑)。 

 

15曲目は「ぽっぽ」。山しんじろうはステージで「ぽっぽは、ぽっぽであり、あ なたであり、私である。ぽっぽ!」という伝説の MC を残している。ビートル ズのジョンレノン作、I am the Walrusの歌詞を彷彿させる名言である。ぽっぽ、 ぽっぽ! 
 平和の〜♪  象徴〜♪ 

 

最後の曲は「あせをかく(にゅるにゅる)」。汗かきの山しんじろうが作った名 曲である。ライブではにゅるにゅるダンスで盛り上がる定番曲である。山しん じろうの住む大阪では道で会ったとき「元気?」と聞けば、「汗をかく、にゅる にゅる」と答えるのが、いかした兄ちゃん、姉ちゃんのたしなみだそうだ(笑) 

 

震災の年 2011 年から新年を迎えた 2012 年、山しんろうの歌声で日本はますま す元気になることであろう。 

 

頑張ろう〜  生きようぜ!  
   
                                             品川のDr. K ことKozy Pawnell